標準養生を開始するまでの供試体の保管条件が高強度コンクリートの強度試験結果に及ぼす影響について検討を行った。保管場所を空調された室内、日かげおよび日なたの3水準とし、それぞれ保管期間を1日、2日、3日とした場合の供試体強度を比較した。また、供試体上面にシールを施した場合とそうでない場合との供試体強度についても比較を行った。
その結果、日なたで保管された供試体は室内で保管された供試体に比べて最大20N/mm2程度も強度が低くなることが確認された。また水中養生を開始するまでの保管期間と強度との関係は、セメントの種類によって異なることが認められた。 |