強度範囲は 〜60N/mm2
埼玉エスオーシー(埼玉県戸田市、相子賢一社長)は2月24日、埼玉県で初めて生コン単独で国土交通大臣認定を取得した。同社は昭和40年10月操業開始以来、約37年間培ったてきた技術と信頼をもとに地域社会の発展に貢献している。同社は平成13年10月にISO9001の認証を取得。主眼として「私達は優れた品質と納入でお客様に最高の満足を提供する」と掲げている。相子社長は「ISOを取得してから社員全体のまとまりがでてきた」と語る。現在ISO9001の2000年版への移行準備を進めている。
同社の向上意欲はISO取得にとどまらない。過去に80N/mm2クラスの高強度コンクリートの実機試験を行い、現在もゼネコンと共同で60Nクラスの出荷を行っている。そこで、さらに技術力を磨き、顧客満足を高めるために高強度コンクリートの大臣認定取得にチャレンジ。今回、認定された強度範囲は普通セメント使用で33N〜60N、低熱および中庸熱セメント使用で42N〜60N。審査機関は日本建築総合試験所。
コンクリート工業新聞 2003年03月号より抜粋