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2001年5月
第55回セメント技術大会研究論文発表
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東京エスオーシー且ナ浦工場   伊藤 司
住友大阪セメント梶@  羽生賢一、小林哲夫、鈴木康範

「小氷塊を用いて冷却したコンクリートの諸性状」

コンクリートを冷却させることは、@マスコンクリートの温度ひび割れ防止対策、A暑中コンクリートにおける所要水量増加・輸送中のスランプ低下・打ち込み時の急激な凝結等への対策、として効果的である。

本稿では、氷径2.5mm〜15mm程度の小氷塊を用いて冷却したコンクリートの諸特性を定量的に評価した。さらに、高強度(高流動タイプ)コンクリートへの適用性を実機製造レベルで検証した。

まとめ
以上の検討より、状況に応じて適切な氷径の氷塊を使用すれば、冷却効果及び流動性改善効果を兼ね備えたコンクリートが製造可能であること、さらにマスコンクリート部材の温度上昇を抑制できる可能性のあることが明らかとなった。
今後は、合理的な製造システムの開発が課題であると考えられる。

 

(社)セメント協会
第55回セメント技術大会講演要旨 2001 〔142〕 参照

 

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