宮松城南
高品質を追求する コンビニエンス生コン
宮松城南(東京都大田区城南島)は、今年1月15日から再生コンクリートの製造販売を始めた。宮松エスオーシーのグループ企業。
「頼まれた仕事はとにかく挑戦したい」宮松エスオーシー且ミ長の村松直人氏は語る。
「建設リサイクルに貢献するには、再生骨材を生コンに使用することが不可欠。再生コンクリートを普及させるためにも新しい仕事を引き受けたい」(同) この村松社長の考えを実現し、先頃スタートした宮松城南樺J田貝修久社長は、独自に開拓した信頼のおける取引先からの再生骨材を使用して再生コンクリートを製造している。同工場は24時間出荷の「コンビニエンス生コン」というキャッチフレーズの通り、顧客の様々なニーズに迅速に対応できるよう体制を整えている。両社長は再生生コンを始めるにあたり、全国の「これは」と思われる工場を訪ね歩いたという。なかでも、再生生コンの草分けである大坂の京星社の姿勢に大いに共鳴するところがあったようである。「再生骨材の品質は追求せず、使えるところに打設すれば良いという工場が多く見受けられる中、京星は高品質の再生骨材を追求し、使用箇所を拡大したいという考えの会社で、非常に参考になった」(谷田貝社長)と、今後も情報交換と連携を蜜にしたい考えだ。
宮松城南社は宮松グループの一員。親会社の宮松エスオーシーの川崎工場が昨年6月に東急建設と共同申請で再生生コンの大臣認定を取得し、今年は浅沼組と共同で大臣認定を取得した。再生生コン出荷についてはノウハウの蓄積がすでにある。
コンクリート工業新聞 2004年02月26日号より抜粋