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2003年9月
ひび割れ低減コンクリート「クラフリート」開発

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鹿島建設

住友大阪セメント

佐倉エスオーシー

「クラフリート」低コストで実用性高める

鹿島建設は3日、住友大阪セメントと共同で収縮ひび割れ発生リスクを大幅に抑えるコンクリート「クラフリート」(特許出願済、クラック、フリー、コンクリートを表す造語)を開発し、一般建築物(設計基準強度20〜40N/mm2)の重要な要素技術として積極的に活用していく方針だと発表した。

住友大阪セメントの新規技術研究所の外壁に適用し、ひずみを長期間計測することで定量的な効果を実証した。商業生産はエスオーシー系生コン工場からの出荷を想定し、実証試験では佐倉エスオーシーが「クラフリート」の製造出荷を行った。

クラフリートは、低熱ポルトランドセメントと高膨張型膨張材を効果的に組み合わせて使用することで、従来技術では高価な材料でのみ可能であった高い収縮ひび割れ抵抗性を、実用的なコストで実現したことが特徴である。

またエスオーシー各社は標準化しておりJIS規格品として出荷が可能で、通常のコンクリートとまったく同様に扱える点もメリットもある。

 

セメント新聞 2003年09月号より抜粋

 



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