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2002年7月1日
超高強度コンクリートの開発と大臣認定の取得

東京エスオーシー梶@芝浦工場 伊藤 司
住友建設梶@技術研究所 西本好克

2000年6月1日から施行された建築基準法で定められた告示1446号により、建築物にJISA5308(レディーミクストコンクリート)に規定されていないコンクリートを使用する場合には、指定性能評価機関において材料性能評価を受け、国土交通大臣の認定を取得することが必要となった。
そこで今回は、物件を限定することなくいつでも設計基準強度が120N/o2までの超高強度コンクリートを使用出来る様にする為、日本建築総合研究所での性能評価を受け、2002年5月に大臣認定を取得した。
今回、大臣認定を取得した構造体強度の管理手法、高強度コンクリートの製造管理手法ともこれまでの管理手法を一新したものではなく、延長線上にある技術といえる。ただしコンクリートの管理に対して真摯に取り組み、製造に関わる技術者一人一人が管理の意味を再確認して臨まなければならないと考える。
住友大阪セメントグループの生コン工場は東京エスオーシーの芝浦工場以外にも多数あり、今回採用した製造管理の基本的な考え方、手法をグループ内に水平展開し、高強度コンクリートの普及に努めていく所存である。

月刊コンクリートテクノ2002年7月号より抜粋



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