千葉県の主要地方道・成田小見川鹿島港線の香取郡栗源町沢で車道用排水性コンクリート舗装が12月〜1月に試験施工された。
強靭な転圧コンクリート(RCC)をコンポジットにしたタイプの舗装上に、排水性舗装(ポーラスコンクリート)を施工した(Bタイプ)。
これらの舗装は(社)セメント協会と千葉県土木部との共賛により排水性、走行騒音低減性、耐久性などを含めた性能を確認・評価する目的で実施された。六号砕石を使用した粗骨材の最大粒径は13oで、空隙率15%以上を目標としている基層に転圧コンク
リート(RCC)版を用いるのは、表・基層をその日のうちに、あるいは併行して施工できるし、RCCはレイタンス処理が不要なコンクリートであり、付着モルタルだけで表層との一体化が図れる利点があり、また早期交通開放にもつながる。
施工 :鹿島道路
材料開発 :住友大阪セメント 、小沢コンクリート工業
納入プラント :佐倉エスオーシー
セメント・コンクリート2002年2月号より抜粋
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